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また一軒

グラフィカ サンコア店
中学生の頃からお世話になっている写真屋さん「グラフィカ 柴田サンコア店」です。
近所のショッピングセンターの中に入っているのですが、このショッピングセンターを運営している会社が経営難の為、すべてのテナントが撤退を余儀なくされたそうです。
数ヶ月前から店を閉めるテナントが少しずつ増え始めたのですが、営業している店もあるので、一抹の不安はあったのですが、もしかしたら残る店もあるかも知れないと思っていました。
何度か聞いてみようかとも思ったのですが、「閉店する!」という答えを聞くのが怖く、ずっと聞けずにいました。
ネガの現像やプリントをお願いしに行く度に、何度聞こうと思った事か・・・。
今日、証明写真が必要だったので、店に足を運び、店長に写真を撮って貰いました。
思い切って聞いてみると、今月いっぱいで閉店するとの事。
とてもやり切れない気持ちになりました。
閉店後に何処かに移転するのか聞いてみると、条件のいい物件がなかなか見つからず、先の目処が立たないそうです。
これで町には写真屋さんが一軒も無くなってしまいます。
思わず、店長に「プリントショップなど無くてもいいから、写真屋さんだけは残って欲しい。」と言ってしまいました。
店長が「写真屋さんはこの町に無くなっちゃうね!」と言って、悲しそうな顔をしたので、心の中では「何としてでも何処かで営業を再開して欲しい!」と思いながらも、店を開くにはそれなりの費用も掛かるので、それ以上は何も言えませんでした。
此処に店を構えたのが昭和55年。
当時は「文化堂」という屋号でした。
小学生の頃、親が使っていたカメラはFLASH FUJICA。
母親はカメラにフィルムを入れる事も出来なかったので、この店でフィルムを購入した時に入れて貰い、撮り終わったらカメラごと店に持って行って巻き戻して貰って、現像とプリントをお願いしていました。
当時、カメラ屋さんでは当たり前の光景ですね。
中学生になり写真やカメラに興味を持つ様になり、友達とたくさんの写真を撮っては、この店に現像をお願いしに行きました。
知識の無かった私に、店長は色々と教えてくれました。
高校生の時に自分専用の一眼レフが欲しくなり、冬休みにバイトをして、この店でEOS 630を購入しました。
その他にもフィルターや交換レンズなど、何時も店長からアドバイスをして頂き、安心して購入する事が出来ました。
写真の楽しさを教えてくれたのは、この店の店長が居たから。
大学時代は地元を離れ、就職してからも写真を撮る暇など皆無だったので、久しく店を利用する事が出来ない時期もありましたが、この一年半程は、時間的な余裕が出来たので、たくさんの写真を撮り、店にも頻繁に足を運べる様になりました。
それがこんな結果になるとは・・・。
これからポジやモノクロフィルムの現像は何処に頼めば良いのだろうか?
プリントショップに行ってお願いする事も出来るが、フィルムの事など良く知らない店員さんに、スリーブとは何か?これはモノクロフィルムです。などと事細かに説明するのも面倒だ。
これらのフィルムはどうせ外注扱いだが、フィルムの現像はやはり写真屋さんに出したい。
プリントの際も、写真屋さんにだったら色指定も出来るが、プリントショップでは難しいだろう。
町に写真屋さんが無くなると云う事よりも、信頼出来るこの店が無くなる事が納得出来ない。
仕方の無い事は分かっているが、自分を納得させる事が出来ずにいる。
最後の日には店長に何かしてあげたいとも思うが、花を贈るにしたって、綺麗なお姉さんから贈られるならまだしも、私から贈られても大して嬉しくも無いだろう。
せめてお礼の言葉だけはしっかりと伝えたいと思います。
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2009/10/06 23:34 | 写真屋COMMENT(2)TRACKBACK(0)  

コメント

写真屋さん

感慨深いですね。
色々な気持ちが文章から伝わってきます。
当地でもフィルム現像できる店は激変しました。
このままでは、フィルムはどこかで買えても現像は宅配便でということになりそうです。
「カメラの~」という大手カメラチェーンもありますが、まさに文章のようなことが起こります。
ブローニのリバーサルを出しても、プリントのサイズを聞いてきて、
受付表を見たらネガに◯を付けていました。
135からAPSへ、そしてデジタルに。
業界の事情に振り回されつつ、人々の暮らしに密着していた写真屋さんに敬意を表します。

No:577 2009/10/07 19:05 | 6x6 #b5aYtOe6 URL編集 ]

6x6さん

「レコード屋」も「CDショップ」などと言われる様になったのと同様。このままでは「写真屋」という言葉も死語になってしまうのではないでしょうか?
世の中の流れなので致し方無いのかも知れませんが、長年培って来た写真文化、フィルム写真の火種は絶やさずにいて欲しいものです。
昔の様にネガフィルムの仕上げに中2日かかってもいいから、少しでも多くの町の写真屋さんが残って欲しいものです。

No:578 2009/10/07 21:05 | ひで #LNc3tYog URL編集 ]

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